ハチナイ 『平凡な日々を飛び出して』
思いっきしプレイ済みの方用の感想文なので、未プレイの方は今すぐダウンロードしてね(ダイマ
「繋がる心、渾身の一打」の続き。(気が向いたら書くかも)
このシナリオでは以前よりも成長した新田と花山が遂に念願の勝利を手にする。
前シナリオでは遠くから新田と花山がグラウンドを走っている姿を見ていただけの柊と椎名が、今回はしっかり練習を支えてる姿が実にエモい。
ストーリーは、勢いよく練習に励む新田と花山だが、次の練習試合のスタメンは無理だと伝えられてからの行動が別れる。
諦めない新田と迷いが出る花山
次の練習試合に出場し「勝利」したい。
新田は前回の敗北のリベンジを果たす為にできることを行動に移す。
偶然も重なるが、考えを変えた新田は別の練習試合(ダブルブッキング作戦)をねじ込み、出場枠を別に作る行動にすら打って出る。
枠(スタメン枠)が無ければ、作る。
やるだけやってみてから悔しいと言いたい。
その一心だった。
しかし花山は…
彼女にとって、乗り越えるべき壁が大きすぎた。
まず、試合に勝利する為の壁は2つ。
①スタメン入りするためのチーム内での選抜の勝利
②試合の勝利
①に関しては、前回は偶然出場できたが、それはまぐれで現実味がない。
新田の勢いも相まって、言葉上ではなんとでも言えていたが、バリバリの経験者を押しのけて次の試合のスタメン入りは間に合わない。
この現実味のなさが逆にストーリー前半の気楽さに出ているのかもしれない。
しかし新田がダブルブッキング作戦でスタメンの現実身を帯びてくると、次の壁の恐怖が見えてきてしまう。
②試合の勝利だ。そもそも勝てるのか?努力のその先にあるものは?
それを引っ張るのが新田だ。
新田はもう繰り返したくない。
諦めて「そんなもん」な空っぽの野球部にしたくない。
こちらの方がある意味恐怖かもしれない。
喧嘩もしたが、2人で試合に出て、勝ちたい。この気持ちは同じだった。だが花山は負ける可能性の恐怖に足が竦んでいた。それを新田が背中を押す。
ここで花山は前向きに頑張ろうと決心する。
正直、ここで終わってもいいぐらい。
後はエピローグみたいなモノだと思う。
結果、ファインプレーの末、大勝利。 (すごい雑
驚いたのは新田の行動力。
まぁ、新設の女子野球部がホイホイ出てくるのがご都合主義っぽいが、そんなことはどうでもよくて、諦めず行動すること。
それがあなたの望む結果に繋がるのだと。
『人生はそんなもんじゃないですか?』
と、いう製作者のメッセージなんだろうと思ってる。個人的にそう受け取った。
ヒットはバットを振らないと当たらない。
でも、正直勝敗はどっちでもよかったと。
要は充実感の話で、成功しても失敗しても、行動しなかったとしても、なんとなくで決めてませんか?
望むならとことん行動する。望まないのなら後悔しないようにやらないと決める。
なんとなくで生活してたのが、以前の新田なのだと。
盛り上がり的には勝った方がやはり面白いから勝つんだろうけど、大切なのは結果だけではない。
なんでもいいけど、必死に何かを目指してますか?
今のリアルの生活が「そんなもん」って諦めてませんか?
とことん望んで挑戦して敗北(失敗)しても、やるだけやったんだからいいじゃないか?その方が清々しくありませんか?
そう聞こえてならない。
だから私は「そんなもん」な毎日を生きたくないと、その返答をここに書いてみる。
灰羽連盟 『オールドホームの仲間達』
基本的に1話をベースに紹介分作ってみました。
情報が足りないのは他の話から持って聞きています。
どの道、話が進むに連れて改めて紹介すると思いますしね。
ラッカ (落下) 新生児 「あれ?私の名前って…」
始めはこの謎の世界に戸惑い、家に帰りたいと口に出すが、徐々に受け入れていく。
が、そこまで拒絶反応はなかった。
それはやはりオールドホームの仲間、更にはレキのサポートが手厚いからだろう。
普段は少し気弱そうに見えるが、いや、気弱。でも、ここぞっというタイミングでは踏み込んだ思い切りのある性格。
灰羽連盟というアニメはこのラッカの物語が半分。
レキ(礫) 灰羽歴7年 「ようこそ、私たちのオールドホームへ」
オールドホームでは皆からの信頼は厚く、大体その場の主導権を握っている事が多い。
まんまリーダー。
ラッカが誕生した時も過去の経験(自分、ヒカリ、カナ、クウの誕生)からの予測、対応の状況判断を落ち着いて行っていた。
また、しきたりに詳しい。
しかし一方で苦い過去と自分自身の問題も併せ持っており、その影は色濃い。
流石に追々詳しくやっていこうと思ってる。もう半分の主人公。
ネム(眠) 灰羽歴9年 「見張りなんて、寝てりゃあ済むわよ」
オールドホームでは一番灰羽歴が長く、長女タイプのお姉さん。
そんなおっとりとした雰囲気ではあるが、しっかり者でレキと同じように周りに気を配っている。
と、いうか周りの空気を読んで流れを良くしている役割を担っているように思う。
あと、恥ずかしがり屋さん。5話がネム回。
その性格が出ているのか知らないが、紹介写真は4話から。
中々物語の表に出てこなく、ネム姉さん主役の一枚絵&良い作画が少ない。
1話でも中々前に出てくれず、大体2人、3人組でのカットしかない。なので2,3,4話まで探しに出ることに。。。
(基本みんな1話から撮ってる)
クウ(空) 灰羽歴2年 「いじわる~!」
年長組の中で年齢も灰羽歴も一番幼い。
落ち着いたキャラクターが多い中、ムードメーカー的な存在。
子供的な無邪気さだからこその明るさだろう、ラッカが入った繭を見た時もひときわ喜んでいた。
あと動物好き。
6話がクウ回。この『灰原連盟』の作中ではかなり重要なキャラクターの一人。
また、クウがとっても嬉しそなのを見ていると、なぜだろう、こっちまでうれしくなってしまう。
声優さんの力だろうか。(恐るべし矢島晶子さん)
カナ (河魚) 灰羽歴3年 「割っちゃえばいいじゃん、その辺のトンカチかなんかで」
一番男の子っぽいぶっきらぼうな女の子。
荒っぽい言葉のその裏には気遣いが隠れてるが、伝わりにくい…。
何かと小言が多いが、本心では言っていない。
それは時計屋の親方とよく似ていて、親方の影響も結構受けていると思う。
長く付き合っているオールドホームの皆にはそれがわかっているから何ともないが、新米のラッカには元々の気弱さもあり、ビビらせてしまう。
そして、カナが一番よく見えるのが第4話。何気にカナにとっての鳥の存在と自分たちの状況を暗喩している。
解って言っているかそうでないのかは、わからない。たぶん感覚でで言ってそう。
ヒカリ(光) 灰羽歴4年 「うん、似合う似合う…(笑」
しっかりしてそうで、少し天然。
3話での話師に行く道のつり橋での奇行(?)に、光輪のフライパン(?)をパンを焼くのに使っちゃったり。。。
『それやる⁉』っという変に抜けているところがある。
しかし、物語終わりにかけてレキが絵にかける時間が多くなり、朝食作りなどの代わりを務め、しっかりしてくる。
1,2話では他のキャラの濃さに隠れてしまい、それに対するヒカリの真っ当すぎるセリフで、どういう人かあまりつかめない。
実質3話がヒカリ回だから、そこまでキャラを立たせなくてもいいやって製作陣が思った…のかどうかは、知らん。
灰羽連盟 1話 『繭 空を落ちる夢 オールドホーム』
最近ハマった。キャロル&チューズデイは、、、一旦置いといて、、、
さて、1話から、その話1つ1つを順に追っていこうと思う。
あらすじ
少女が夢から覚めるとそこは見知らぬ世界。
レキという名の灰羽とその仲間達から新たな名前と光輪を授けられ、羽を生やす。
少女は『灰羽』と呼ばれる存在に生まれ変わったのだった。
~始まり~
周りは暗いが、水の中の光に落ちる。
暗い暗い空。
鳥が現れ、落下する少女(以下ラッカ)に追いつく事から、別の世界から『追って来た』のだろうか?『一緒に来た』わけではなさそうだ。
鳥は起きてと言うように鳴き声を上げ、ラッカを起こすが半覚醒状態。
もうろうとしながらも、鳥がラッカを心配していることは気づいた。
ラッカ「私、空を…落ちているんだ」
ラッカを上へ持ち上げようとするが「無理だよ」話し、同時に感謝の言葉をかける。
鳥は素直に離れ(それとも力尽きたのだろうか)、またラッカは意識を失う。
次第に空が明るくなり覚醒する。
が、落ちる先の地面が見えた。このままでは激突すると実感を得たのだろう、悲鳴を上げた。
そして、
レキが繭を見つけ、『オールドホーム』の小さい子供たちやメインキャラ5人が歓迎し、
レキからは名前を、
ヒカリから光輪を。
ラッカは満月の夜空の中、羽を新たに生やし自ら生まれ変わる。激痛を伴うその姿は出産と似ている。
「ようこそ、私たちのオールドホームへ」と、コーヒーでの乾杯。改めて祝福される。
ラストカットは、
朝日を背に立つその姿はどう見ても、天使と呼ばれる存在に見える。生まれ変わったのだ。(補助付きだけど
ざっと、1話はこんな感じか。
一言でいうと『ラッカとレキが出会う回』
見た感想としては、
色彩が抑えられた落ち着いた絵。
そしてその空間に合った音楽も相まって、何かこう、懐かしい童話的な情緒が感じられる。
なぜだろう?太陽の光に温もりを感じる。
窓から入ってくる木漏れ日が美しい。
さて、ここから考察を妄想モード全開で物語を追っていく
※注意点
1、私は脚本集を持っていない。
2、他の方の考察を極力書く前は見ない。すぐ影響され、自分の意見が消えてしまう可能性があるから。
だから、答え合わせ的な意味で、他の方のを後で見に行きます。だから過失修正多いかもです。
あ、でも我慢できずに見てしまってる時もあります。(どないやねん
開始5秒の一番初めが、水に落ちるカット。こちら2週目以降の人はなんとなく意味が解ると思う。
恐らく、落ちた瞬間=死んだ瞬間と思われる。
そして、カラスが追っかけてくる。
暗闇の中のシーンは、もしかしたら生きるか死ぬかの最後のチャンスだったのかもしれない。
しかし自ら死を望んでいた彼女には、気づいたとしてもそれを放棄していただろう。
そして辺りが明るくなる、緑の空まで落ちた。完全に死んだのだ。彼女はここからの意識しか1話では思い出せなかったのだろう。
時系列的に悲鳴を上げた瞬間が、「水の中でも息が…」の、続きになるんだろうと思う。
そして1話で何とも言えないシーンが、
ラッカの羽が生えてくる直前のシーンで、「私たち、人間なの?」と、問われた瞬間。
ここから朝のシーンまでずっと怖い。
特にこのカットは強烈。
なぜか?それは映像演出効果などがあるのだけども・・・次のネタにします。
この世界について話し出すレキ。
事実ではあるのだけども、聞かれたから答えているのだけども、なぜ不安を煽る言葉を吐き続けるのか?そんな不安にさせる話なんて後からでいいはずだ。
レキはこの時点でラッカに対して運命を掛けると既に決意していたはずだ。だけどもこの得体の知れない冷たさはなんなんだろうか。
更に、ラッカに対してあなた(羽生える前)→あんた(羽を綺麗にしている時)と呼び方が変わっている。
丁寧な呼び方から、砕けた呼び方に変わり、親しみを込めてなのかもしれないが、何故かここの『あんた』は、同じく冷たさを感じる。なぜだろうか。
ラッカからの問いから、自分の闇にふと落ちてしまっていたのだろうか・・・・
それか、この朝にかけての不安感(ストレス)を誘う演出は次のシーンの朝の感動を盛り上げる為のものなのだろうか、わからん。保留。
キャロル&チューズデイ 1話 感想
キャロル&チューズデー